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昨今、日本の歯科事情も大きく変わろうとしています。
これまでの「歯を削って詰める」、「歯を掃除する」いう単なる行為から、歯から口腔全体、そして全身へと診ていく歯科口腔医療へと進化を遂げる時期に来ているのではないかと思います。いわゆる「木を見て森を見ず」という歯科医療からの脱却です。そのために一番大切なことは何か。
それは、しっかりとした検査と精密な診断です。そしてそれに至った原因の究明と除去です。
そこから専門的な治療が開始されなければなりません。いわゆる『包括的歯科診療』の提唱です。
多くの患者様は、2つの問題を抱えて来院されます。それは病気や不具合という現実の問題と、その問題を持ったゆえに生まれてくる不安などを中心とした心の問題です。患者様の抱えている直接的な問題(病気・不具合など)を解消するための医療技術。
そして、病気や怪我を持つことで生まれる間接的な問題(不安・恐れなど)を解消するためのホスピタリティー。
この両方を兼ね備えることで、患者さんの抱える2つの問題を解決し、本当の健康を提案するのが医療の本来あるべき姿なのです。
問題解決のためには、医師は『医療技術』というスキルを向上させるだけでなく、『人間性』を身に付け、医療の現場に心のこもったコミュニケーションを取り戻すことが必要だと考えています。それは患者様が抱えている心の問題というものが、人間の心に触れることでしか解決することができないからです。
そしてそれは患者様の幸福へとつながっていきます。
単なる歯科技術の提供から『包括的歯科医療技術』の提供へ。
そして患者様の問題を解決する医療へ。
これが私達、医療法人秋桜会のポリシーです。
ファーストデンタルクリニックでは、『チームオキナワ』による専門医によるチーム医療でこのミッションに取り組んでいます。
宮崎市生まれ
長崎大学歯学部卒業
コイスメンター@Kois Center
コイスセンター指導医
米国抗加齢医学会(A4M)専門医
ICOI国際インプラント学会専門医・指導医
日本口腔インプラント学会専修医
JOSG成人・小児矯正認定医
PASS咬合専門医・指導医
IPSG咬合認定医
日本顎咬合学会認定医
日本顎咬合学会
日本口腔インプラント学会
九州矯正学会
美容口腔管理学会
日本臨床歯内療法学会
日本免疫療法学会
国際インプラント学会
日本歯周病学会
私たち歯科医は、できるだけ多くの歯を残すことを常に心がけながら、日々診療しています。そして、患者様のお口の中が、常に綺麗で機能的に働くように全力を尽くしています。
それにもかかわらず、多くの前述のような患者様が日々来院しています。なぜでしょう?
これには様々な問題が絡んでいます。国の保険制度の問題も大きいでしょうし、日本人の患者様の歯に対する意識の低さもあるでしょう。
しかし、日本の歯科医の怠慢や努力不足も否めません。
それは、いわゆる自費治療で入れた被せ物やインプラント、また、矯正治療でも多くの不具合が生じているからです。
自費治療は、国の保険制度とは無関係ですし、自費を選ばれるわけですから、患者様の意識も高いはずです。要するに、自費治療は、歯科医が完全にその技術を余すところなく提供できるわけで、まさに本領発揮できる治療の場なのです。
私たち歯科医の役割は、本来、とても重要なはずです。先日もアメリカで勉強してきましたが、アメリカでは、歯科医も医師と同レベルで扱われています。それは、お口の健康が身体全体の健康に直結しているからであり、まさに身体における最初の臓器でもあるからです。歯科ではなく、口腔医学として捉えられるべき分野なのです。
しかし、それには私たち歯科医の責任も大きくならなければなりません。もっともっと努力して、技術的なことのみならず、人間的なところまで日々研鑽していかなければなりません。
最後に、審美的に良く、また機能的にも良い口腔内環境を整えた場合、それは、患者様にとって大きな恩恵を受けるでしょう。そして、それは生活の質の向上にも直結します。
矯正治療という、最高の治療法を選択したにもかかわらず、これによって大きな弊害、例えば咬みあわせ不良や不定愁訴などを起こすことのないように、真実の情報、さらには最先端の情報を患者様に提供していかなければなりません。
ひとりでも多くの方に、本当の意味での矯正治療を知っていただき、将来にわたる健康な口腔内環境を獲得してもらいたいと心から願っています。
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