矯正治療の保険適用範囲と条件


General Dentisty

矯正の保険の適用範囲について


orthodontics

重度の咬合異常

これは、上下の歯が正しく噛み合わない状態を指します。例えば、上の歯が下の歯よりもかなり前に出ている状態(これを「クラスIII」と呼びます)などがあります。


顎面部の奇形

これは、生まれつきの顔の骨の形が通常と異なる状態です。

診断方法


診断には、口の中の検査やレントゲンが用いられます。これにより、歯や顎の状態を詳しく調べて、治療の必要性を判断します。

保険適用の具体例


クラスIII矯正症例:これは、上顎が小さく、下顎が前に出ている状態です。


顎関節症による咬合異常:顎関節症は、顎の関節部分に問題がある状態で、これが噛み合わせに影響を及ぼすことがあります。

保険の適用条件と注意事項について


保険適用条件


重度の咬合異常や顎面部の奇形:これは、上下の歯が正しく噛み合っていない、または顔の骨格に重大な問題がある状態を指します。これらは、見た目だけでなく、噛む機能にも大きく影響します。


機能的な問題がある場合:単に歯がガタガタしているだけでなく、食べることや話すことに困難が伴うような場合です。

診断方法


口腔検査:歯科医師が直接口の中を診て、状態を確認します。

レントゲン検査:顎の骨や歯の位置を詳しく調べるために使用されます。

注意事項


ケースバイケース:保険の適用は、個々の状況によって異なります。必ずしもすべての矯正治療が保険適用となるわけではありません。

自費治療との比較



自費治療のメリットとデメリット

自費治療のメリットとしては、保険適用外の治療でも選択肢が広がることや、治療の自由度が高いことが挙げられます。また、より高度な矯正治療や美しさを追求するためのオプションが利用できることもあります。一方、デメリットとしては、保険適用外のため費用が高くなることや、自己負担が増えることがあります。


保険適用外の治療に適したケース

保険適用外の治療は、軽度な矯正治療や美容目的の治療など、保険の範囲外のケースに適しています。例えば、歯並びのわずかな修正や審美的な要素の重視、特殊な矯正方法や装置の利用などが挙げられます。これらの治療は患者の個別の要望や目的に合わせて行われるため、自費治療が選択される場合があります。


自費治療は、保険適用外の治療を選択することで、より個別化された治療やより高度な治療が可能となりますが、費用面や自己負担の増加を考慮する必要があります。保険適用外の治療を検討する場合は、歯科医師との相談や治療の詳細な説明を受けることが重要です。

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田熊 啓弘のプロフィール写真

この記事の著者・監修者

理事長:田熊 啓弘

福岡、佐賀で勤務医経験後、沖縄にて(医)秋桜会さくら歯科クリニック・インプラントセンターを開業。2012年6月うるま市にて、ファーストデンタルクリニック、摂食・嚥下口腔リハビリセンターを開設

略歴

  • 長崎大学歯学部卒業
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 国際インプラント学会(ICOI)専門医
  • 国際インプラント学会(ICOI)指導医
  • 日本口腔インプラント学会専修医
  • 子どもの歯並び予防矯正認定医
  • 健康のための永久歯列矯正認定医
  • 日本口腔インプラント学会所属

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