この記事の著者・監修者
理事長：田熊 啓弘
福岡、佐賀で勤務医経験後、沖縄にて（医）秋桜会さくら歯科クリニック・インプラントセンターを開業。2012年6月うるま市にて、ファーストデンタルクリニック、摂食・嚥下口腔リハビリセンターを開設
略歴
- 長崎大学歯学部卒業
- 日本顎咬合学会認定医
- 国際インプラント学会(ICOI)専門医
- 国際インプラント学会(ICOI)指導医
- 日本口腔インプラント学会専修医
- 子どもの歯並び予防矯正認定医
- 健康のための永久歯列矯正認定医
- 日本口腔インプラント学会所属
大人の矯正｜うるま市の歯医者【ファーストデンタルクリニックうるま】
大人の矯正治療
Adult Orthodontic
大人になってからでも遅くない
矯正治療
「矯正は子どものうちにするもの」「大人になってからでは遅いのでは」と迷う方も多いと思います。
ですが、歯や歯ぐきの状態が安定していれば、大人になってからでも矯正治療は可能です。
近年は目立ちにくい装置も増え、仕事や家事と両立しながら始める方も増えています。
見た目だけでなく、かみ合わせや磨きやすさの改善にもつながるため、将来を見据えた選択としてご相談いただけます。
歯並びは将来の
「歯の本数」を左右します
年齢を重ねても自分の歯で食事を楽しむためには、虫歯や歯周病の予防だけでなく、歯並びやかみ合わせのバランスもとても重要です。
かみ合わせが乱れていると、特定の歯に負担が集中しやすく、歯ぐきや歯を支える骨にダメージが蓄積することがあります。
下の図は、歯並びの状態によって「8020（80歳で20本以上の歯が残っている状態）」の達成率に差が出ることを示したものです。
「今のかみ合わせが、将来の歯の残り方に影響する可能性がある」という視点で、ぜひ参考にしてみてください。
歯並びごとの8020達成率の違い
「8020（80歳で20本以上の歯を保つ）」は、一生自分の歯で食事を楽しめるかどうかを示す大切な指標です。
上のグラフを見ると分かるように、歯並び・かみ合わせの状態によって、8020の達成率には大きな差があります。
正常なかみ合わせの方では、80歳時点でも20本以上の歯が残っている割合が80％以上であるのに対し、歯並びやかみ合わせに問題がある場合、その達成率は大きく低下しています。
これは、歯並びが悪いことで
-
01
一部の歯に負担が集中しやすい
-
02
歯磨きがしづらく、むし歯や歯周病のリスクが高まる
-
03
かみ合わせの乱れが歯の寿命を縮める
といった状態が、長年にわたって積み重なるためです。
歯列矯正は人生で考えると
コスパのいい投資です
歯列矯正は「高い治療」というイメージを持たれがちですが、一時的な出費ではなく、人生全体で見たときの価値で考えると、実はコストパフォーマンスの高い治療だといえます。
毎月の美容費と比べると、考え方が変わる治療です
エステやジム、美容院など、私たちは日常的に「きれいを保つための費用」を支払っています。
これらは毎月の支出として続く一方、歯列矯正は治療期間が終われば、その効果が長く続く治療です。
月額換算で見ると、歯列矯正の費用はエステや美容ケアと大きく変わらない、もしくは抑えられるケースもあります。
歯列矯正は「一時的な治療」ではなく
「一生にわたる価値」
歯並びやかみ合わせは、見た目だけでなく
- 噛みやすさ
- 歯の磨きやすさ
- 歯や歯ぐきへの負担
といった お口の健康全体 に影響します。
矯正治療によって歯並び・かみ合わせを整えることは、将来的な虫歯や歯周病リスクを減らすことにもつながるため、結果的に将来の治療費を抑えることにもつながります。
成人矯正治療を始める際に
大切な3つのポイント
成人の矯正治療を始める際には、主に次の3つの点を確認します。
まず大切なのが、お口の中の健康状態です。
虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療の前にそれらの治療を行い、歯や歯ぐきの状態を整える必要があります。
次に、歯並びやかみ合わせが生活に影響しているかという点です。噛みにくさや歯磨きのしづらさなどがある場合、矯正治療によって改善が期待できます。
そして最後に重要なのが、ご本人の「治したい」という気持ちです。成人矯正は、ご自身の意志で始める治療だからこそ、納得したうえで進めることが大切です。
大人の矯正治療は時間がかかることもあります
大人の矯正治療では、成長期の子どもに比べて、歯の動きがゆっくりになる傾向があります。 これは、顎の骨の成長がすでに止まっているためです。 ただし、治療計画をしっかり立て、定期的な通院とケアを続けることで、十分に満足できる結果を目指すことが可能です。
成人矯正で知っておきたい注意点
成人の矯正治療では、歯並びだけでなくかみ合わせや顎の位置も重要になります。 場合によっては、歯を少し削ってスペースを調整したり、被せ物を併用することもあります。 歯並びは矯正で整えられても、かみ合わせの調整が必要なケースもあるため、 治療後の咬合調整まで含めた計画が大切です。
正確な診断と段階的な治療が大切です
成人矯正を成功させるためには、まず現在のお口の状態を正確に診断し、 必要に応じて原因となる問題から順に治療を進めていきます。 そのうえで矯正治療を行い、仕上げとしてかみ合わせを整えることで、 見た目だけでなく、機能面でも安定した口元を目指します。
成人矯正の診療メニュー
マウスピース矯正（インビザライン）
透明なマウスピースを使用する矯正方法で、目立ちにくく、取り外しができるのが特徴です。 仕事や日常生活への影響を抑えながら治療を進めたい方に選ばれています。
軽度〜中等度の歯並びやかみ合わせの改善に対応しており、 治療計画は3Dシミュレーションを用いて事前に確認できます。
【費用目安】インビザライン：¥1,001,000（税込み）／ インビザラインGO：¥484,000〜¥605,000（税込み）
ワイヤー矯正
歯にブラケットとワイヤーを装着し、歯並びやかみ合わせをしっかり整える矯正方法です。 複雑な歯並びや、かみ合わせの改善が必要なケースにも幅広く対応できます。
見た目だけでなく、噛みやすさや歯への負担を考慮した治療計画を立て、 長期的に安定したかみ合わせを目指します。
【費用目安】3Dシステム：¥1,001,000（税込み）／ 3D＋インビザライン：¥1,452,000（税込み）
部分矯正（MTM）
前歯など、気になる一部分だけを整える矯正治療です。 全体矯正に比べて治療期間や費用を抑えられる場合があります。
適応できるかどうかは歯並びやかみ合わせの状態によって異なるため、 診断のうえでご案内します。
【費用目安】¥66,000〜¥178,000（税込み）
※上記費用とは別に、調整料として一律 ¥5,000＋税／月がかかります。
※症例や治療内容により、適応できる治療法や費用が異なる場合があります。
矯正歯科治療の流れ
成人矯正治療は、歯並びだけでなく、かみ合わせや噛みやすさ、将来的なお口の健康までを考えた治療です。
近年は目立ちにくい装置も増え、仕事や日常生活と両立しながら治療を進める方が増えています。
ここでは、初診相談から治療開始、定期通院までの流れを分かりやすくご紹介します。
1
ご相談
矯正治療に関するご相談を受け付けています。
「大人になってからでも治せるのか」「どの装置が合うのか」など、気になることをお気軽にご相談ください。
簡単な口腔内チェックを行い、歯並びやかみ合わせの状態についてご説明します。
⚫︎WEB予約はこちらのページから
※予約状況により、希望日時に添えない場合があります。
※金曜日・日曜日・祝日は休診日です。最終受付後（16時半以降）のご連絡は、翌診療日以降の対応となります。
2
カウンセリング
歯並びやかみ合わせの現状、治療方法、治療期間や費用について詳しくご説明します。
ライフスタイルやご希望を伺いながら、無理のない治療計画をご提案します。
不安な点や疑問があれば、遠慮なくご相談ください。
3
矯正診断のための資料採得
矯正治療を始める前に、レントゲン撮影や口腔内検査などを行い、現在のお口の状態を詳しく確認します。
歯並びやかみ合わせ、顎のバランスなどを総合的に診断し、必要に応じてCT撮影を行うこともあります。
診断料は5,000円＋消費税です。
4
治療開始
治療計画にご納得いただいたうえで、矯正装置を装着し治療を開始します。
装置の使い方や日常生活での注意点についても丁寧にご説明します。
5
定期通院
治療開始後は、状態に応じて定期的に通院していただきます。
通院間隔はおおよそ4〜6週間に1回が目安ですが、治療内容や進行状況によって調整します。
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